「ADHD、ASD、LD」を診断できるお医者さんってどこにあるの?
ADHD、ASD、LD(以下、発達障害)を診断できるお医者さんや施設は、昔よりも近年では増えていて、住んでいる地域でも見つけやすくなっています。
診断して頂けるお医者さんにたどり着くまでの、幾つかの方法やルートを紹介いたしますので、必要に応じて出来そうなところから探してみてください。
もくじ
発達障害の情報が無さすぎて困っている場合
1.まず「お住いの精神福祉保健センター」に電話して、診断に対応する病院・医院が無いか聞いてみましょう。
数年前もですが、これが今でも地域などに関わらず、診断できるお医者さんにたどり着ける近道のように思います。
いくつかの医院の候補や場所を教えてもらえるか、または専門のお医者さんの事に詳しい支援施設を教えてもらえたりもします。
たずね直しになるかもしれませんが、診断を求める場には一歩ずつ近づいていますので、大丈夫です。
運が良いと「精神保健福祉センターに配属されているお医者さんが、たまたま発達障害専門で、診断や支援を受けられた」と言う例もあります。
2.ネットや知り合いを通じてや、本で、直接お医者さんを探してみましょう。
もしネット検索や調べものが得意でしたら、直接発達障害の診断ができるお医者さんを探すのも早道の時があります。
知り合いやその家族が発達障害などで、実際病院に通っているという人がいる場合は、より安心に通えると思います。
ただ、お医者さん選びは、診断だけではなく、のちのち手帳を取ったり支援を受けたいと思った場合に条件が非常に重要になります。ですので、慎重に信頼できるお医者さんを選びましょう。
例えばネットや障害当事者のブログで評判が見れる医院を調べてみる。発達障害に関する本や新聞記事のインタビューに答えてるお医者さんが居れば探して読んでみて、分かり易いと感じるお医者さんを選ぶのもいいと思います。
説明が分かり易い場合、必ずではないですが、言葉でのやりとりの相性が良い確率が高くなると思います。
3.「良さそうなお医者さんだけど、予約などが物凄い混んでて取れないかずっと後になる」、という場合はどうすればいいの?
有名だったり診断経験の多いお医者さんの所は、やはり人気で混んでいることも多いです。あなたが最近「自分はもしかしたら発達障害なんじゃないか?」
と、何かのきっかけで気づいたなら、とにかく不安で早く診断を確かめたくなるかもしれません。そこで、診断に繋がるまでにできることは、①での精神保健福祉センターに電話する以外でも、色々あります。
やはりホームページなどを調べて、発達障害の支援もしている「就労支援、A型orB型」と呼ばれる施設に電話をかけ聞いたり、メールで問い合わせてみるのもよいです。まだその施設を利用するわけでなくとも、お医者さん等の情報を教えてくれる場合があります。
また、地域の市役所や区役所の「精神保健福祉課」に電話したり訪ねて相談してみてもいいと思います。発達障害やその診断ができる医院に関してどれだけ詳しいかは、その担当者さんや職員さんによりますので、数か所に聞いてみるといいと思います。
――電話が苦手という場合は。
お役所系やお医者さんではメールの問い合わせを受け付けて無い事もあるので、苦手ならメールを受けてくれているところから相談してみるというのも手です。
ネットで住んでいる地域と「発達障害 ADHD ASD LD」で検索をかけて、自助会などでメール受付していれば「診断できる病院を教えていただくことはできますか?」と問い合わせてみる方法もあります。
自助会は診断済みの当事者が居る事も多いので、色々と教えて貰えることもあります。「精神福祉」や「発達障害」などで検索して、関わっているところから辿っていくと、診断できるお医者さんの所にたどり着きやすいと思います。
※料金がかかる所とか、すぐに細かい住所を聞いてくるような所だけは、あやしいかもしれませんので気をつけてくださいね。
もし説明が苦手とか問い合わせに自信がない場合で、診断する場所を探している事を家族なども知ってる場合は、代わりに問い合わせて貰ってもいいと思います。私もなのですが「人に頼む」のが苦手というか思いつかなかったりするので、協力してくれそうな人にはお願いしていきましょう。
まとめ
診断されることで、不安を解消したり、そこから適切な支援を受けられたり、これからの生活の工夫が出来ることも多いと思います。地域や運により少し時間がかかる場合もありますが「自分や周りの改善のためのものはどんどん遠慮せずしてみる」位の気持ちで大丈夫です。
診断できて安心できるお医者さんにたどり着けますように……。
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参照:全国の精神保健福祉センター一覧
https://www8.cao.go.jp/souki/drug/mobile/m_inquiry_counter.html
参照:発達障害支援情報・支援センター
参照:大人の発達障害の診断基準は?診断を受けるデメリットはある?診断書があることで利用できる支援などを紹介します
参照:青年期アスペルガー症候群の集団精神療法
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