バカは全員アスぺ?言われる理由と実際にどうなのか検証してみました

 

「バカ=アスペ」。ひと昔前、ネットスラングとして掲示板やコメント欄でよく目にしたこの「アスペ」という言葉。話のわからない相手をバカにし、中傷する際によく使われていました。

「発達障害」という概念が広まり、ADHDや自閉症スペクトラムに対する一般の理解も、以前に比べ深まりつつある昨今、この図式をネット上で見かけることは減りましたが、そもそも、アスペルガーはバカではありません。

 

 

アスペルガーは対人関係の障害・どんなことに困るのか?

「アスペルガー症候群は、自閉症の3つの特徴のうち「対人関係の障害」と「パターン化した興味や活動」の2つの特徴を有し、コミュニケーションの目立った障害がないとされている障害です。言葉の発達の遅れがないというところが自閉症と違うところです。知的発達に遅れのある人はほとんどいません。」

引用:アスペルガー症候群について

 

 

 

 

「対人関係の障害」と「パターン化した興味や活動」なので能力や頭の良さ、いわゆる「バカ」といったこととは何も関係がありません。強いて言うならば、「対人関係の障害」という部分でしょうか。

 

例えば「空気が読めない」、「共感性が乏しい」、「こだわりが強すぎる」、「冗談が通じない」など、アスペルガー症候群特有の、人間関係の場面で起こりがちな困り事は多岐にわたります。その一面だけを見て「アスぺはバカ」または「バカはアスペ」の一言で片付けてしまえば、受け取る側は自分の落ち度やその他の可能性、そういったことをそれ以上考えずに思考停止ができるので楽なのかもしれません。

 

しかし、それも無理のないことでしょう。アスペルガー当事者に、周りの理解が得られにくいという苦しみが存在するのと同じように、アスペルガー当事者と接する周りの人間にも、自分の理解の範疇を超えた人間と接することの難しさや苦労が存在します。どちらか一方が悪い、ということではないのです。

 

 

アスペルガーは空気が読めない・曖昧なことが苦手

「アスペルガー症候群のある人は、人間関係においてトラブルが生じることがあります。これは、相手の気持ちや意図を想像したり、その場の「空気」や、しきたりなどの「暗黙のうちに成立している社会的ルール」を理解するのが苦手であるためです。 また、自分の感情を表現したり、自分の発言や行動が他人に与える印象を想像することが苦手な人も多く、その場の雰囲気に沿わない率直すぎる発言をしてしまうこともあります。」

引用:大人のアスペルガー症候群とは?症状や特徴、自閉症スペクトラム障害(ASD)との違いについて説明します

 

 

人間の「頭の良さ」を測るにはいろいろな指標があります。その指標とは大きく分けると二種類にわかれます。それは「数値化できるもの」「数値化できないもの」です。

 

学校の成績や偏差値、IQテストなど「数値化できるもの」はわかりやすいです。しかし、もう一方の「数値化出来ないもの」は抽象的であり、わかりづらく、それらを決定するのは受け手側の度量や洞察力、置かれた状況などに依存する部分も大きいのです。

 

たとえば、「空気が読める」「機転が利く」「話がうまい」などは、たとえどんなに思慮深く相手や空気を慮っても、理論的にわかりやすく話したとしても、もしも受け手の理解力が追いついていなかったり、気持ちに余裕がなく相手の意図を汲みとれなかったら通じ合えません。両者の価値観や嗜好、波長といった相性の問題もあるかもしれません。

 

そして、一般社会において「頭の良し悪し」のラベル貼りを決定付けるのは、後者の「数値化できない頭の良さ」の方が圧倒的に関わってきます。学校の成績が良かったり、高学歴の人間が社会に出た途端、「頭が固くて使えない」と言われたり、なかなか就職できないといった現象が起こるのもこのためかもしれません。

 

アスペルガーは能力の凹凸・得意不得意の差が激しい

「その生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生すると考えられています。」

引用:大人のアスペルガー症候群とは?症状や特徴、自閉症スペクトラム障害(ASD)との違いについて説明します

 

 

これはアスペルガーに限らず、発達障害全般に言えることですが、能力の凹凸、つまり、できること・できないこと、得意・不得意の差が激しいのです。

 

一般的な知能(IQ)を測るための検査、WAIS-IIIやWAIS-ivでは人間の知能を「言語性・動作性」「言語理解・知覚統合・作動記憶・処理速度」といった項目に分け、それぞれの点数を総合したものを、いわゆるIQとして判定します。このそれぞれの項目の点数の偏りが激しいと発達障害である可能性が高くなります。

 

例えば会話の場面。話し手がAで聞き手がBとします。Aが「知覚統合」凸「言語性」凹だったとします。「知覚統合」の点数が高いので、状況の判断や場の空気は十分読めているのですが、それをアウトプットする「言語性」の能力が低く、頭の中で考えていることを言語化しきれません。これでは聞き手Bによほどの洞察力や想像力がない限り、Aの本来の能力には気づいてもらえず、場合によってはバカだとみなされてしまう可能性もあるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?以上の3つを踏まえて、「バカはアスペ」と決めつけてしまうことがいかに上っ面だけの愚かな言説であるかということ、「アスペはバカどころか、むしろある分野に関しては能力が高い」ことがお判りいただけたのなら幸いです。

 

アスペルガーは当事者も苦しい思いをしますが、接する側にも苦労があります。理解に苦しむ相手を、「バカ」の一言で片付けてしまえば、ある意味、楽なのです。当事者側は自分の凹凸を理解し適切なアウトプットを見つけることを、接する人間も余裕を持ち、視野を広げる、お互いが歩み寄る努力をすれば新しい発見や可能性が見つかるはずです。

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