【体験談】ADHD・ASD・LDグレーゾーン当事者が語る。騙されるという概念とは

今回は発達障害傾向をお持ちの方へ独自取材をおこないました。
その中から掲載に同意していただいた方のインタビューです。

 

 

─あなたのお名前(仮名可)・年齢(年代可)・性別・発達障害の種類を教えてください。

名前:平 年齢:36才 男 発達障害の診断を受けた事はありませんが 学習障害、ADHD、自閉傾向が軽度に満遍なくある感じです 幼い頃はADHDの傾向が強くあったのではないかと思います

 

 

─どのような手口や内容で騙されましたか?また、騙された原因は何でしたか?

 

元々猜疑心が強いので詐欺被害等にはあった事はありませんが 騙されたという事であれば 主に形骸化した既成概念でしょうか。
こうでなければならない、こうあるべきなど常識という名の偏見 能力的に不得意な事が多く、 同時に一つの事しか出来ない反面 色々な物事を同時に考えてしまってパニックになるなど偏見による抑圧で何が何だか本当のところはよく解らない時期が長く続きました。

 

原因としては単純に被害者意識 自分が望んだ環境でも状況でもないと事実から逃げていたからと 強い自己否定による萎縮かなと思います。

サイダーちゃん
サイダーちゃん
大変な経験でしたね。

─被害の内容や程度を教えてください。

被害の程度といっても 紆余曲折 今は納得出来る部分が多いので30年近く自分自身というものが解らなかったなんてバカみたいだなぁと振り返る程度です ただ一般的にみた結果で言えば ろくでもない奴になったなとは思います(笑)

 

 

─その後、何らかの対策をしましたか?対策をした場合は、詳細を教えてください。

 

対策としては、自分自身がどういう人なのか周りの反応はどうか、 違和感や不安感の有無 危機感の有無など 環境と状況によって見分ける事を意識しながら 偏見による抑圧的な場になるべく身を置かない様に心がけているのと 常に本音と本心で会話して 必要のない事は言わない 必要のない事をいわれたら指摘する などでしょうか。

 

 

─最後にみなさんにアドバイスや伝えたいことがあればお願いします。

個人的に発達障害というものは従来の既成概念と偏見による幻想だと思っています。

進化と退化はイコールで 何かが出来なくなる分他の何かが出来る様になる、 従来の既成概念も元を辿れば人というものの本質と根本感情や想い欲求や願いに基づいたものですので、 その理由が解れば納得のいくもので 受け入れられる部分はあります。

 

ただ形骸化した部分で 差別的であったり閉鎖的であったり 一方的な見解を強要する場面も多く見受けられます。
そうした環境や状況の中でも 自分自身とその他を客観視してみればおかしなところはおかしいと思えるので 偏見による抑圧にも 自分自身の暴走的な事にも対応出来ると思います。

 

発達障害はなんというか OSの機能にハードが追い付いていない感じとか それより大きく育つはずの植物を型にハメて育てたみたいな事で 認識のバグによる情報処理不良の様なものだと思います。

 

複雑な要素が多々ありますが ありのままの自身と事実を受け止めて適正に処理出来れば改善出来る事も多いと思います。
僕自身 長い間自分と事実と他人や状況に不満を抱いていた部分がありますが 試行錯誤しながら自分が納得出来る答えを出せる様になったので今は特に気になりません。

 

またかみたいな程度です。 大切な事は振り回されない事だと思います。
他人にも自分自身にも、環境にも状況にも誰かに言われた事、言い聞かされた事、自分に言い聞かせた事、自分の勝手な思い込み僕の場合それを全部疑ってなるべく他人に頼らず考えて対処出来る様に意識的にやってきたので、あまり参考にはならないかも知れませんが、嫌いな事をハッキリさせると好きな事が見えて 信頼出来る人とそうでない人の見分けくらいはつくのではないかと思います。

 

自分を守れるのは自分だけですし 嘘の多い世の中ですので 気をつけないと 趣旨とは少し違う内容を長々とまくし立てて申し訳ありませんが 僕の回答は以上です 貴重な体験させていただきありがとうございました。

 

サイダーちゃん
サイダーちゃん
貴重なご意見ありがとうございます。

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