稲富正治(2016)『図解 臨床心理学』日本文芸社-発達障害の方におすすめな自己啓発・メンタルヘルス本-

 

ここでは、ADHDやASD、LDなどの発達障害だけでなく、精神障害・うつ病などの二次障害の方々にもおすすめな自己啓発本・メンタルヘルス本をご紹介していきます。

当事者の方々にアンケートを取り、その中でも特に人気が高かった本を掲載しております。

また、実際の当事者の方々の本紹介レビューもあわせてご覧ください!

 

稲富正治(2016)『図解 臨床心理学』日本文芸社

この本はタイトルにあるように、心理学のひとつの分野である「臨床心理学」を題材にしています。

臨床心理学の本と言ったら初心者向けの本でも難しい考え方が書かれていたり、とっつきにくい印象を持つようになるかもしれませんが、「図解」とあるように、右半分のページにトピックと文章、左半分のページにトピックを解説するイラストが紹介されていて、非常に分かりやすくなっています。

発達障害をお持ちの方の場合でしたら、「注意欠陥・多動性障害」「学習障害」他(当該本pp36~45)の部分、ご自身の症状を理解するのに役立つと思います。

また、心療内科といった医療機関での治療を受けるような方も多いと思いますが、第3章「心の病気の治療法」(当該本pp98~123)では、「自分がどのような内容の治療を受けているのか」といった理解が進むように感じました。

どうしても難しい専門用語は出てしまいますが、治療時やカウンセリングに時間に余裕があれば、その言葉の意味を先生に質問してみるのも理解が進む一助になるかもしれません。

ふっくん・35歳・男性

 

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