『居るのはつらいよ(シリーズ ケアを開く)』東畑開人-発達障害の方におすすめな自己啓発・メンタルヘルス本-

 

ここでは、ADHDやASD、LDなどの発達障害だけでなく、精神障害・うつ病などの二次障害の方々にもおすすめな自己啓発本・メンタルヘルス本をご紹介していきます。

当事者の方々にアンケートを取り、その中でも特に人気が高かった本を掲載しております。

また、実際の当事者の方々の本紹介レビューもあわせてご覧ください!

 

『居るのはつらいよ(シリーズ ケアを開く)』東畑開人

本書は京都大学の大学院で臨床心理の博士課程を修了した著者が、沖縄の精神科クリニックの小規模デイケアで働き、そこで関わる事になった患者さんや同僚の看護師の方々、事務職員の方々のこと、医療の在り方への考察などを、素人にも解りやすく、読みやすくまとめている。

著者は臨床心理出身なので、様々な深層心理のことを書いているかと予想したが、実際にはそれ以前の、人が日々を淡々と暮らせることの価値について深く考察している。

医療には、ケアと治療の側面があるが、その二つがどのような関係で、どのような価値をそれぞれ持っているかを、数年間の精神科デイケアでの勤務経験をもとに解りやすく解説している。

さらに、現代の何かとエビデンスを求める傾向が、いかに医療現場の負担になっているのかも解りやすく解説している。

たまご 39歳 男性

 

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