【体験談】パニック障害は電車に乗れない?なぜ?対処や克服方法は?
もくじ
名前・年齢・性別
ちこ、42歳、自分でイベント企画などをしている女性です。
疾患名・診断名
現在は、軽いパニック障害で、電車に乗ったり、高速道路での車移動がとても怖いです。
(発達障害グレーゾーンで、発達障害傾向があります。)
発症のきっかけや、闘病当時の状態
ちょうど一昨年の冬、仕事帰りの電車の中で、急に動悸が激しくなり、立っていられないくらいにフワフワとめまいもしてきて、車内で座り込んでしまいました。
周りの方に声をかけていただき、席までゆずってもらい、次の駅で降りる事という災難にあいました。
その日は、外は雪がパラつくような寒い日だったのに、一人で汗びっしょりになりながら、少しベンチで休むと何でもなかったように回復してきたので、そのまままた電車で帰宅しました。
そこから数日して、いつものように高速で車を運転していると、急に不安で怖くなって、スピードが出せなくなりました。
いつも通る道で、何でもないのに冷や汗が出てきて、手も痺れてくるので、近くのパーキングエリアで少し休むことにしました。
そこから先、何とも言えない恐怖に襲われて、すごく運転するのが嫌になり、仕方なく高速を降りて下道を走ると、気持ちも落ち着いてきていました。
こんな状況が半年くらい続いて、高速もかなり我慢してゆっくり走ったり、電車もなるべく空いてる時間に座っていけるよう工夫していたのですが、それでも改善される訳でなかったので、思い切って病院へ行くことにしました。
すると、診断結果は軽いパニック障害でした。
もしかすると、更年期障害からくるものかもしれないし、仕事のストレスからかもしれないと、原因ははっきりしませんでした。
精神疾患・発達障害で困った経験
まさか自分がこんな事になるとは、かなりショックでしたが、まずは主人に相談して色々と理解してもらいました。
それも、症状が出始めた時に、主人に話しても全く相手にしてもらえなかったので、それも辛くて気持ちが落ち込みました。
ただ、思い当たるのは、ちょうど状況が出始める少し前に、母が大きな病気をしてしまい、仕事と家事、育児と病院の行ったり来たりでかなりハードな生活を送っていました。
どれも手を抜くのが嫌で、なるべくきちんとパーフェクトに段取りしておきたいと、少し頑張り過ぎていたところもあったかもしれません。
克服したきっかけや、気をつけていること
現在は、家族をはじめ仕事仲間にも自分の病状の事はわかってもらって、色々と協力してもらっています。
閉鎖されている電車にはなるべく乗らないようにして、さらに出来る限り車も運転してもらっています。
少し時間に余裕を持って、下道で行けるところはなるべく高速も乗らないようにしています。
自分ではどうにも出来ない時間が多くあると、不安にかられるので、なるべくリラックスできる環境を整えて、何とか乗り切っています。
闘病中の方へのメッセージ!
私の場合は、なるべく一人にならず、誰かと一緒にいることで気が紛れて楽しく過ごせるので、そんな時間を多く作りながら、うまく付き合っていければと思っています。