【体験談】うつ病にカウンセリング治療は効果アリ!実例付き

名前・年齢・性別

増田美香です。52歳です。

 

疾患名・診断名

うつ病
(発達障害グレーゾーンで、発達障害傾向があります。)

 

発症のきっかけや、闘病当時の状態

私は子供の頃に母親を乳癌で亡くし、父子家庭で育ちました。

父親もそれなりに頑張って育ててくれましたが、女性特有の悩みや細かい事までは相談できず、基本的にはなんでも自分でやるという環境で育ちました。

 

学生時代は女子高に通ってましたが、学校の校風が合わず、高校生になってからは勉強にもついていけなくなり、その辛さからうつ状態に陥りました。

 

しかし、当時はまだ不登校が大目に見られるという時代ではなく、なんとか通学だけはして辛くなったら保健室で休むという生活でした。

そんな私を支えてくれたのが、当時のスクールカウンセラーの先生でした。週一のカウンセリングと、夏休みなどの長期休暇の時は手紙のやり取りをしました。

 

学生時代の中でも特に辛かった高校を無事に卒業した時、先生は私に言いました。「自殺だけはするなよ」と。

 

精神疾患・発達障害で困った経験

その後、短大に進み、卒業するまで先生のカウンセリングに通い続けました。

 

社会人になってからは試行錯誤の連続でしたが、高校の時に諦めていた音楽の勉強を再開し、音楽系の短大に再入学し母校へ教育実習にも行きました。

 

その時先生と数年ぶりの再会を果たし、授業も見ていただきました。先生にもとても喜んでいただき、少しは恩師に孝行できたかなと満足していました。

 

翌年、先生は退職され、悠々自適な生活をおくられていると聞いていましたが、突然お倒れになり、間もなく他界されました。心の支えを失った私でしたが、その経験を胸に頑張って生きました。

 

いろんな事がありましたが、四十代になった時に身内と遺産相続で揉め事となり、独身だった私は孤独感から再びうつ状態に陥ることに・・

 

克服したきっかけや、気をつけていること

身近に助けてもらえる人はいない・・そうなったら行政に頼るしかない。

 

地元のあらゆる無料相談に足を運び、カウンセラーの方から弁護士の先生にいたるまでいろんなたくさんの方に助けていただく事ができ、揉め事も解決しました。

 

現在は心療内科で治療を受けながらも、ほぼ普通に生活ができる状態です。

 

闘病中の方へのメッセージ!

そのような自分自身の経験から、一番大切な事はやはり治療を受ける事だと思います。まずはカウンセリングから。

 

話を聞いてもらえるだけでも心が楽になります。その最初の第一歩が不安と思われるかも知れませんが、行ってみて違うと思えばまた他の所を探せばいいのです。

 

どうか、勇気もって最初の一歩を踏み出して下さい。あなたが思う以上に世間は優しいですよ。

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