【発達障害】ASDの28歳女性がWebライターになった転職成功例

年齢・性別・症状

28歳女性
アスペルガー障害を持っていて人に関心が持てない、人と接する状況を回避しようとする、注意されても意図がわからないなどの症状を持っています。

 

 

どんなお仕事をしてきましたか

私が派遣社員でやっていた仕事は、某倉庫での機密文書の管理事務でした。具体的な仕事内容は文書が入出庫する際の伝票を発行したり、入庫した文書にラベルをつけたり、依頼発注ソフトのヘルプデスクなどでした。
続けた期間は丁度9ヶ月で、その後結婚退職してからは別の仕事に就いています。

 

 

良かった・向いていると思った作業やエピソードを教えてください。

大口の依頼が入る時はクライアントに依頼されて事務職員が伝票を作ることもあったのですが、依頼書通りに文字と数字を表入力する地道な作業でしたので時間もかかるしやりたがる人がいませんでした。

そんな中、私は単純作業が全く苦にならないどころか楽しんでできる性分でしたし、PCの扱いも得意でしたのでそういう面では唯一頼りにされていました。

また、入庫された文書やテープなどの什器に番号をつける地道な作業は1人でやれましたし、その作業をしている間は電話対応も他職員との雑談もしなくて済むので大好きでした。

1人でやれる作業だとスピードも上がるしラベルの貼り間違えなどもなく、その点も評価されていたかと思います。

ヘルプデスクは覚えることがとても多く一見向いていないと思われましたが、教えてもらったことを元に自分だけのデータベースを作ったところ的確に指示を出せるようになったため内容が充実してからは案外楽にこなせました。

 

 

向いていないと思った作業やエピソードを教えてください。

辛かったエピソードは慣れていない頃の電話対応です。

相手が何を求めているのかよくわからないことが多かったですし、普段電話に全く出ない生活でしたので受話器を取るのはとても勇気が要りました。

しかし、それ以上に一番辛かったのは職員との雑談でした。

内輪で盛り上がる職場だったため仕事中の合間や昼休みに雑談をするのが習慣化していたのですが、大半が家族の愚痴や本社の人間の話などで私には全く関係のないことだったので入り込む気になりませんでした。

入社3日目にして「一緒に仕事をする仲間なんだからそういう態度は困るよ」と別室指導され、その後定期的に契約更新の交渉をする毎にコミュニケーション不全を指摘され続けました。

この時点で仕事ができても人間関係で無駄が多い職場だと自分を活かしきれないということを何となく悟ったのです。

今でも仕事に関係する以外のコミュニケーションは全く必要ないと思っていますし、当時も雑談ばかりしている社員は新人の私よりも仕事が遅く毎日残業していたので口を動かす暇があるなら手を動かせば早く帰れるのにと呆れた目で見ていました。

 

 

仕事はどうやって探しましたか

ネットで知り合った人の職業がウェブライターという興味深いもので、私も自力で転職することにしました。

 

 

転職の際、発達障害であることを書いたり伝えたりしましたか、また伝えたことで何か影響はありましたか

書いても伝えてもいない

 

 

現在は、順調に働けていますか?働けているなら秘訣は何ですか?

現在は在宅のウェブライターとして働いていて、とても快適に毎日仕事できています。

まずひとつに元々文章を書くことに興味がありそれで生計を立てたいという夢を持っていたことが挙げられます。

そして自宅やどこでも作業でき、基本的に誰とも関わらず自分のペースで仕事ができるので精神的に物凄く楽です。

文章を書く作業自体にも自分に適性があったから始めて5年経った現在でも続けていられますし、人間関係の煩わしさがないこともストレスフリーで働ける大きな要因になっていると感じられます。

 

 

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