【体験談】ADHDの女性が騙されやすい悪質な出会い系課金への対策法を披露
今回は発達障害傾向をお持ちの方へ独自取材をおこないました。
その中から掲載に同意していただいた方のインタビューです。
もくじ
─あなたのお名前(仮名可)・年齢(年代可)・性別・発達障害の種類を教えてください。
はるかさん(仮名)
29歳
女性
注意欠陥多動性障害(ADHD)を持ってます。
─どのような手口や内容で騙されましたか?また、騙された原因は何でしたか?
19歳の時に世間知らずな私は、出会い系サイトみたいなものに登録をし、「財産があるので君にぜひ渡したい」みたいな詐欺のメールを貰い、購入して得られるポイントの必要なメールサイトを通じて、連絡させ続けてポイントをたくさん購入させるサイトがありまして……それでたくさんポイントを購入してしまいました。

※埋没費用(まいぼつひよう、英: sunk cost 〈サンクコスト〉)とは、事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退・縮小・中止をしても戻って来ない資金や労力のこと例1:つまらない映画を観賞し続けるべきか
2時間の映画のチケットを1800円で購入したとする。映画館に入場し映画を観始めた。10分後に映画がつまらないと感じられた場合にその映画を観続けるべきか、それとも途中で映画館を退出して残りの時間を有効に使うべきかが問題となる。映画を観続けた場合:チケット料金1800円と上映時間の2時間を失う。
映画を観るのを途中でやめた場合:チケット代1800円と退出までの上映時間の10分間は失うが、残った時間の1時間50分をより有効に使うことができる。
この場合、チケット代1800円とつまらないと感じるまでの10分が埋没費用である。この埋没費用は、この段階において上記のどちらの選択肢を選んだとしても回収できない費用である。よってこの場合は既に回収不能な1800円は判断基準から除外し、「今後この映画が面白くなる可能性」と「鑑賞を中断した場合に得られる1時間50分」を比較するのが経済的に合理的である。しかしながら、多くの人は1800円を判断基準に含めてしまいがちである。
例2:チケットを紛失した場合
ある映画のチケットを1800円で購入しこのチケットを紛失してしまった場合に、再度チケットを購入してでも映画を観るべきか否か。チケットを購入したということは、その映画を見ることに少なくとも代金1800円と同等以上の価値があると感じていたからのはずである。一方で紛失してしまったチケットの代金は前述の埋没費用にあたるものだから、2度目の選択においてはこれを判断材料に入れないことが合理的である。
ならば、再度1800円のチケットを購入してでも1800円以上の価値がある映画を観るのが経済学的には合理的な選択となる[2]。しかし、人は「その映画に3600円分の価値があるか」という基準で考えてしまいがちである。
─被害の内容や程度を教えてください。
ポイント購入だいたい2万円程購入したと思います。

─その後、何らかの対策をしましたか?対策をした場合は、詳細を教えてください。
同じ手のサイトには一切返信しない、見ない、を徹底しました。

─最後にみなさんにアドバイスや伝えたいことがあればお願いします。
今最近では見かけないですが、詐欺の手口は進化しているので、高額請求とかは疑ってかかってください。警戒心が自分にないなって思っている人は意識するようにしてください。
