『ケーキの切れない非行少年たち 』 宮口 幸治-発達障害の方におすすめな自己啓発・メンタルヘルス本-

 

ここでは、ADHDやASD、LDなどの発達障害だけでなく、精神障害・うつ病などの二次障害の方々にもおすすめな自己啓発本・メンタルヘルス本をご紹介していきます。

当事者の方々にアンケートを取り、その中でも特に人気が高かった本を掲載しております。

また、実際の当事者の方々の本紹介レビューもあわせてご覧ください!

 

『ケーキの切れない非行少年たち 』 宮口 幸治

コミュニケーションが苦手な人は、その部分の能力が低い、と一般的にされているが、実は認知能力は様々な環境によって方向づけられて、整えられることにより成立、発達していく。

生育条件によっては、そのような機会を与えられず、一部の少年では犯罪につながることもあるとのこと。

苦手な部分を伸ばすといっても、その基本の認知が上手くいってなければ、伸ばしようがないので、基礎的認知を整えて成立させることが大切というのが、少年院で認知の偏りがある触法少年たちに接してきた著者の主張である。

社会資本に恵まれた家庭では認知を整え発達させる機会は多いが、貧しいほど少なくなるので、子供の発達や認知能力に関しては、社会全体での取り組みが必要との事だ。

たまご 39歳 男性

 

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