混合教育は定型発達の子、自閉圏の子共に負荷が大きい!?

定型発達の子の集団に、自閉症や境界域の子が入っていくのは、とても大変だ。ぼくは、今で言う境界域にポジショニングされる人間だと思うが、幼稚園、小学校、中学校と人生のどのステージでもやたらと苦労した。

以前にも書いたことがあるが、ぼくが自閉的な特徴を持つ子と同じ聞こえ方をしていると仮定して、それは「母語が日本語なのに、他の子たちは英語で話している状態」に近い。英語の教育を受けている場合、友だちの会話を聞き取ったり、そこに割り込んだりすることは不可能ではないけれども、ネイティブに操れる日本語のような快調さではできない。集中していなければならないので、放課後までにはへとへとになる。それがふつうだと思っていたが、いま思えばみんなはそんなにコミュニケーションに苦労しているようには見えなかった。

出典元:Yahoo!ニュース

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サイダーちゃん
サイダーちゃん
混合教育ではなく、差別でもなく、適切な区分は必要かもしれないわ。それぞれがそれぞれの強みを生かしていける教育のあり方を探していく必要があるわね。

混合教育は定型発達の子、自閉圏の子共に負荷が大きい!?” に対して2件のコメントがあります。

  1. アスナ より:

    中学生の息子も、いわゆるグレーゾーンで、子供の頃から発達の遅れや苦手があり、集団生活で苦労してきました。小学校入学時には、支援学級か普通級(混合)かでとても迷いましたが、色々相談に行ったりして、混合を選びました。なんとかやってきましたが、辛いことも多かったようです。先生によってサポートの差もありましたし、クラスの雰囲気や助けてくれる友人がいるかによっても大きく違いました。混合でうまくいくには、やはり周りの理解と協力が不可欠だと思います。子供達にもそのような気持ちがみんなにあると良いのですが。

  2. うらうら より:

    この岡嶋氏の言うとおり、いまのままの「混合教育」では“障害”への理解が深まるどころか、定形型発達児に「同級生にヘンなやつがいた!」などという記憶だけが残るのではないかと心配になる。混合教育をするのであれば、オープンな雰囲気で障害について全員で学び、最後は「みんなちがってみんないい」(金子みすゞ)というところまで到達するよう、カリキュラムを組み込むべきではないか。
    日本の学校教育はともすれば学科だけを教えて、そういう「人生観にプラスになる」点を育もうとしない。教育現場が忙しいのはじゅうぶん承知しているが、プログラミングや英語を幼いころに叩き込むより、「人としてどうあるべきか」こそを低学年から自分の頭で考えさせる方が重要ではないか。みんなが一列並びが奨励され、はみ出したらイジメられる。どう考えてもおかしいだろう。
    多種多様な人がいるということを受容する、それを教えるのも立派な教育だと思う。

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