治療
発達障害の人を支援するときの心構え
発達障害の人、特に子どもを支援するときは、まずは障害を理解することが大切です。具体的には・・・
- 偏見をもたない
- 個性、違いを認める
- 自分らしくを大切にしてあげる
- 支援や療育を提供する
- 不安や抑うつといった二次合併症への進展をなるべく抑える
- 親のせいにしないこと
発達障害の治療
発達障害の治療や支援は、本人だけでなく支援の主体となるご家族も一緒に取り組んでいきます。まずは日常生活での苦悩や困難を最小限に抑えるためのトレーニングを行います。成長するにつれて、就労支援や生活支援も行われます。
| 治療・支援の方法 | 内容 |
| 障害の理解 | 本人及び家族を対象として、医師をはじめとした専門家から障害に関する正しい知識、適切な対処法などが提供されます。不安なことがあればどんどん質問しましょう。説明を受けた家族は、その場にいたなかった家族、周囲の人などに簡単に説明できるように知識をつけておきましょう。 |
| ペアレントトレーニング | 親が集まり、悩みを共有しながら具体的な助言を得るものです。親が感情をコントロールし、適切な対応をできるように訓練することで、子供(本人)の支援に役立ちます。 |
| ソーシャルスキルトレーニング | 本人が社会に適応しやすくなるように行うトレーニングです。対人関係を築く、ストレスや感情のコントロール、行動計画をたてる、集団行動への参加などが行われます。 |
| 学習 | 学校では、最近特別支援教育がはじまり、通常の小学校に通う発達障害の子供は、通常クラスに在籍しながらも個別の支援を受けることができます。障害の特性に応じた学習面での支援が行われます。 |
| 就労支援 | 従来は、発達障害の人は精神障害者や知的障害者と同じような支援が行われてきました。現在では徐々に発達障害者にむけた就労支援が行われるようになっています。 |
| 生活支援 | 自立をするために、支援が行われる場合があります。職場関係、結婚、子育てなど、ライフステージに応じて支援が行われることがあります。ただ、このような支援はまだ全国的に広がっていません。 |
| 薬物治療 | ADHDでは一部の人に限り、コンサータという薬の使用が認められています。精神障害や睡眠障害などの二次合併症が現れればそれに対する薬が処方されます。 |
障害ごとの治療、療育
| 障害 | 治療法 |
| 自閉症・アスペルガー症候群 | 適切な行動をほめたりごほうびを与えたりして伸ばし、不適切な行動を阻止したりしながら減らしていきますABA、部屋や空間の構造化を行い、本人が混乱することを防いでいくTEACCH、絵カードを使って視覚的なコミュニケーションを育成するPECSなどが療育として代表的です。手先の訓練には手芸などの楽しい作業が行われることもあります。二次症状としててんかんやパニックがある場合は、薬物治療が行われます。 |
| AD/HD | 基本的な生活習慣の改善、学習方法の工夫が一般的です。特殊な訓練として、行動療法などもあります。ご褒美を与えてよい行動をおこしてもらうように支援するトークンエコノミーなどが代表液です。場合によってはコンサータを使った薬物治療が行われます(コンサータ処方は制限が厳しいのが現状ですぐに使えるわけでありません)。 |
| 学習障害 | 指導方法の工夫が主な改善方法です。また、学習に意欲がわかないことが多くなるので、小さな成功体験がつめるような目標計画をたてたりしていきます。 |







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